<ぶらり霞山会館>
2007年霞が関コモンゲート西館(霞山会館ビル)開業にともない、
霞山会館は同ビル最上階37階に移転し、リニューアルオープンしました。
最上階(37階)の霞山会館は、旧霞山会館のファサードを再現しています。
「昭和初期のノスタルジー/クラシックとモダンの融合」
昭和初期に建てられた建物は、現存しているものが稀有であるゆえ、
日本の建築史的観点から貴重なものと認識されています。
そのころの建築デザインは、非常に洗練された装飾性と質感、
そして空間のぬくもりを備え、
それを見た誰もが懐かしさや豊かさ、面白さを覚えます。
決して現代建築では味わうことができないもの。
残念なことに、そうしたものが、次第に時代と共に失われかけています。
このような状況が危惧される中、我々が失いかけたものを再生し後世に残すという上で、
「旧霞山会館ファサードの再現と昭和初期のノスタルジーを体感できる施設づくり」
というコンセプトの実現は大変意義があると考えられます。
都市計画家の第一人者でもある伊藤滋先生からも、
賛同と有意義なアドバイスを頂きながら計画は進められました。
※久しぶりにリフレッシュできました!
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霞ヶ関コモンゲート西館(霞山会館ビル) |
「霞が関コモンゲート」は、国の都市再生プロジェクト
(2001年6月第一次決定)を契機として、
PFI手法による文部科学省、会計検査院の建替えと、
街区全体の再開発を実施したプロジェクトです。 |

歴史的なファザード |
旧霞山会館のファサードを特徴付けていたのは、
連続する大きなアーチ窓だったそうです。
新しい霞山会館の広々とした吹き抜けラウンジには、
アーチ窓にステンドグラスがとりつけられ、
歴史的なファサードが再現されています。 |

ラウンジからの眺望 |
歴史的なファサードを再現したラウンジ、
天井高9.5メートルの開放感あふれる
広々とした吹き抜けからは
皇居の緑が眩しい絶景をお楽しみいただけます。
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